Ryo's Diary

日常で感じた違和感や心が動いた体験を書き留めています。主なテーマは仕事、本、吃音など。

花見

2022年4月2日noteより

 

本日はグループワークで花見に行きました。僕は今回、初めてグループワークの担当をさせていただきました。

担当は3名おり、
・行き先を決める
・当日のしおり作成
・出欠表の作成、貼り出し
・朝礼、中礼時にアナウンス
・交通費の計算と申請
・お金、領収書の管理
・切符の購入、手渡し
・当日の誘導、点呼
などの業務をそれぞれ話し合って分担して行いました。

僕はしおりの作成と朝礼時のアナウンスを担当したのですが、ちょうど引っ越しや雇用保険の申請の時期と被ってしまったため事業所に行けない日が続き、ほとんど他の担当者に任せきりになってしまいました。

肝心の花見は、天気も良く桜もちょうど見頃で綺麗でした。他の利用者さんやスタッフさんで一眼レフのカメラを持参してる方が何名もいて、細かい設定の話をしながら撮影していました。

僕は普通にiPhoneのカメラで撮ったので、撮影スポットだけ参考にして写真を撮ってきました。









時間がなくてゆっくりはできませんでしたが、今まであまり話せなかった利用者さんとも話せて楽しかったです。いつか、僕も一眼レフを買って凝った写真を撮ってみたいなと思いました。

メンタルヘルスと吃音

2022年4月1日noteより

 

先日参加した言友会(吃音当事者会)では『メンタルヘルスと吃音』をテーマに例会が行われていました。担当は、吃音当事者であり精神保健福祉士資格を所有している方がされていました。

まず最初に、精神保健福祉士の略称がPSW(Psychiatric Social Worker)からMHSW(Mental Health Social Worker)に変更になったと教えていただきました。

その後は一般的なメンタルヘルスについての説明を受けました。気になったことは、心理的問題の現れ方として内面・身体・行動それぞれに特徴があるそうですが、身体や行動に現れても自覚がないということです。僕も上司から「常にぼーっとしている」「仕事が遅い」などと指摘されるまでうつ状態と気付かなかったので、メンタルを崩した時に現れるサインを覚えておくようにしたいです。

メンタルヘルスを支えるものとして、下記が紹介されていました。
・ポジティブな認知傾向
・感情統制力(感情を持ち堪えたり、適切に表現する)
・積極的行動力(新しいことに興味を持ち、主体的に物事に取り組む)

後半は、メンタルヘルスと吃音に関するワークを行いました。僕の回答と、他の参加者で気になったり参考になったりした回答を紹介していきます。

【吃音による困りごとやストレス】
・早いテンポの会話の輪に入れない
・耳が聞こえにくい高齢者との会話
・遠くにいる人との会話
・とっさの声かけ(危険が迫っていることを教える)
・タイミングよく声を出さなければいけない仕事
・就活で「コミュニケーション能力に難がある」と思われる
・からかってくる人がいる

<他の参加者の回答>
・朝礼
・電話対応
・会議での発言
・接客のバイト
・テレワーク
・採用面接での受け答え
・後輩より仕事ができない劣等感
・マイクで話す(朝礼・館内放送)
・キャッシュレスでの支払い
・吃ると頭が真っ白になる

【吃音のメンタルヘルス対策】
抗うつ薬(吃音が軽減している実感あり)
・周囲の人にカミングアウトする
・仲のいい人に相談する、話を聞いてもらう
・苦手な状況では無理に話さない
・自分だけが劣等感を抱えているとは思わない

<他の参加者で参考になった回答>
・睡眠をとる
・吃音を隠さない
・言友会に参加する
・吃音のイベントを主催する
・自分を責めない
・食事
・運動
・入浴
・朝に日光を浴びる
・1つのことにひたすら集中する
・ストレッチ
・呼吸法

今回のワークをしていて、自分の考えを書き出しそれをグループ分けして発表するということができていることに気付きました。他の参加者の話もしっかり聞き取ることができて、就労支援事業所での訓練の成果を実感しました。

例会後は、まん延防止が解除されたので近くの居酒屋に食事に行きました。飲み会に参加するのはとても久しぶりで、例会には10年近くの付き合いになる人もいたので思い出ばなしに花を咲かせていました。

「もし君がどもるなら、君はひとりじゃない」という国際吃音者連盟の言葉がありますが、言友会を通じてたくさんの仲間と思い出ができました。改めて、この関係をこれからも大切にしていきたいと思いました。

企業研究

2022年3月25日noteより

 

本日は企業研究のグループワークが行われました。こちらは、利用者主体で企画・進行されています。

まず前半では、業界研究のやり方について下記のYouTube動画を観ました。
https://youtu.be/kDvNAXtL9OY


業界研究をやる目的(一部抜粋)
・ビジネスモデルを理解して、仕事内容をイメージをする
・自己PRと志望動機の内容を構築する
・求められる素養と自身のスペックを合致させる

業界研究をやるメリットとして、「受ける業界が広がる」と説明されていたことが印象に残りました。例えば、「食品業界」と聞くとあまり興味がありませんでしたが、顧客がどのような商品を求めているか分析するマーケティング部や、現場と営業の利害を調整する生産管理の仕事など、食品業界の中でも職種で見ると仕事内容は多岐に渡ることがわかりました。

後半では、実際に興味がある企業について、各自で研究しました。具体的な研究方法については下記のサイトを参考にしました。
https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/21999/


ここでは3C分析という方法が紹介されており、「自社(Company)」「顧客・市場(Customer)」「競合(Competitor)」の3つの観点から情報を収集しました。

僕はとあるOA機器の販売をしている企業について調べてみました。

取引先:大手通信会社
休日:バースディ休暇や結婚記念日休暇がある
強み:営業、工事、アフターサービス全て自社で行える

会社の情報はコーポレートサイトや求人票を見ればわかりますが、市場や競合の調査が難しくて思うように進みませんでした。それでも、OA機器業界の市場は2014年から減少傾向で、ペーパーレス化や在宅勤務の普及でプリンターなどの需要が落ち込んでいることなどがわかりました。そのためか、フィットネス事業なども展開しており、他にも収益の柱を立てていました。

このように市場や競合を意識するという視点で会社選びをしたことがなかったので、勉強になりました。大企業でも世の中の状況次第で必ずしも安定とはいえないので、いつか就職活動する際には、企業の将来性等も意識しながら進めていきたいです。

幸せの定義

2022年3月24日noteより

 

昨日、行われたSSTについて書いていきます。内容は「普段何気なく使っている言葉の意味」で、自分が調べたい言葉の意味を他の参加者にインタビュー形式で聞いていくというワークをしました。

僕は「幸せの定義」というテーマで、他の参加者の方々に1人5分ずつインタビューしました。そこで、皆さんが幸せを感じる瞬間について大きく5つに分類することができました。

①毎日、当たり前のように過ごせること(戦争なく衣食住に困らない)
②友達やペットなど自分以外の誰かと繋がりを感じたとき
③努力が成果につながり達成感を得られたとき
④他人から評価されたとき(優越感を得られたとき)
⑤夢中になって何かに取り組んでいるとき

上記のことから、「毎日当たり前に過ごせていることに感謝の気持ちを忘れず、人との繋がりや夢中になれる趣味を持つことが幸せにつながる」と結論づけました。

インタビューをしていて気づいたのは、「美味しいものを食べる」「お風呂に入る」「寝る」「友達と遊ぶ」など日常の些細な出来事に幸せを感じている人がたくさんいたということです。

僕は就労移行に来る前は、劣等感の強さから「夢を叶えること」「社会で成功すること」しか幸せになれないと思い込んでいました。そして大きな目標を達成するためには、小さな幸せを得て満足する人間になってはいけないと考えていました。その結果、我慢ばかりの毎日でうつになってしまったのだと思います。

僕もこれからは、日常の些細なことに幸せを感じられるようになりたいと思いました。このように思えるようになっただけでも、就労移行に来てよかったと思います。

ミニ運動会

2022年3月24日noteより

 

本日のミニSSTでは、昨日またはここ1週間のある1日を思い出し、1日の間に「どの感情」が「何回あったか」を振り返るワークをしました。

感情には「幸せ」「悲しい」「不安」「イライラ」など10項目以上が並べられており、1日の間でその感情が起こった回数と、その頻度が普段と比べて多いか少ないかを5段階で評価しました。

その後、
「その日はどんな1日だったか」
「振り返ることで何を気づいたか」
「シートに追加するとしたらどのような感情か」
などの質問に答えていきました。

僕は「昨日」を振り返ったのですが、ちょうど全体のSSTが行われており、普段話さない人と交流ができた日でした。他の利用者さんとの距離が縮まり、孤独感が少なくなったと感じました。

そして、追加したい感情には、「疲れた」「こだわりすぎた」の2点を挙げました。いろいろ予定を詰め込んで疲れる、些細なことが気になってこだわりすぎてしまい疲れることがあるためです。

今日のSSTを通じて、普段から自分の感情の変化を意識して、記録を残していきたいと思いました。

そして毎回行われているアイスブレイクですが、「楽しい気持ちで終わりたい」という利用者からの要望があり、今日はミニSSTが終わったあとに行われました。


内容は「ミニ運動会」で、
①卓球のラケットでピンポン玉を10回連続跳ねさせる
②2列のトランプタワーを作る
③ボトルフリップ
④離れたバケツにピンポン玉を入れる
上記の4種目を室内でやりました。

球技は昔から得意なのですが、手先が不器用なためトランプタワーが全然作れませんでした。本当は2列作らなければならないのですが、時間がかかりすぎたため1列で次にいかせてもらいました。そして結果はビリ。優勝商品にチロルチョコが懸かっていたので、ペアになった方には申し訳なかったです。

トランプタワーには自信を失いましたが、ミニ運動会はとても楽しかったです。必死にトランプタワーを作っている人の背中にピンポン玉が飛んできて思わず笑ってしまいました。

このように、他の利用者さんともだいぶ打ち解けてきたので、毎日楽しく訓練させていただいています。うつ状態になった2ヶ月前と比較すると、とても穏やかに毎日を過ごせるようになりました。

ワードウルフが面白い

2022年3月17日noteより

 

今日は、少人数で行われるミニSSTに参加しました。始めに「ワードウルフ」というアイスブレイクが行われたのですが、これが非常に盛り上がりました。

簡単にルールを説明すると、
①参加者全員に、ある話題について書かれた紙が配られる(例、うどん)
②少数派だけ、類似する違う話題が書かれている(例、そうめん)
③時間を決め、全員でその話題についてフリートークをする
④フリートークが終わったら、誰が少数派か一斉に指を差す
⑤指された人が少数派だったら市民の勝ち、多数派だったらワードウルフの勝ち

今回は下記の話題が出されました。

・春休み、冬休み
・うどん、そうめん
・スーパー、コンビニ
・ぞう、キリン
・チョコレート、キャラメル
・生卵、ゆで卵

最後は「梨」と書かれた話題が手元に来たのですが、(たぶん、自分が少数派で、他の人はリンゴだろうな)と考え、「体調が悪いときに食べますよね」などカマをかけていました。

他の人もリンゴに当てはまる特徴を話していたですが、実は「梨」が多数派で「リンゴ」が少数派でした。みんな自分がワードウルフ(少数派)だと勘違いしてリンゴによせた発言をしていたらしく、正解がわかったとき大笑いしていました。

このアイスブレイクのおかげで和やかなムードになり、他の参加者のプライベートに関わる話も聞けて楽しかったです。

そして、本編のSSTでは、「怒り」「悲しみ」「不安」「悔しさ」というネガティブな感情が沸いたときの、身体の状態や動きを表すピクトグラムを描きました。

僕の場合、怒っているときは全身の血流が騒いで物に当たる、悲しいときは頭を抱える、悔しいときは寝る、不安なときはウロウロしている様子を、ピクトグラムで表しました。

他の参加者からは、「感情が外に飛び出して周囲の人にも作用していることに気づいた」という感想がありました。僕も、実際に絵として描き出すことで、物事を俯瞰して捉えることができると気づきました。

嫌なことと向き合わなければいけないときの対処法

2022年3月16日noteより

 

本日のSSTは、タイトルのテーマについて参加者それぞれの意見を出していきました。

僕にとって嫌なこととは、仕事で威圧的な人と会わなければならないときと、大勢の前で発表したり指示をしたりするという仕事を任されたときです。

下記、僕が出した対処法の一部です。
・先延ばしにしない
・嫌な感情はそのままに淡々とこなす
・一旦休むor逃げる
・なぜ嫌なのか理由を分析する
・できないことはできないと伝えて配慮してもらう

下記、他の参加者で参考になったと思う意見です。
・親しい人に相談して応援してもらう
・嫌なことは嫌と伝えて回避する
・自分にとっての得を考え、得を取りに行く
・終わった後にご褒美を用意する
・やらなくてはいけない理由を整理する
・自分だけが嫌な思いをしてるわけではないと考え孤独感をなくす
・頑張らなくてもいいから乗り切る
・どうすればよかったのか現実的な対策を考える

意見が出たあとは、これらをグループ分けしました。
・事前に準備すること
・向き合ってる最中にすること
・終わった後にすること

今回、初めてSSTに参加したのですが、
・他の参加者の意見を集中して聞くこと
・その内容を記憶しておくこと
・その内容を抽象化してグループ分けすること

上記がすごく苦手で、他の参加者に任せきりで自分はほとんど発言することができませんでした。

対策としては、聴覚だけでなく視覚も使えるように、他の参加者の発言すべてを書き殴るつもりでメモを取りながら話を聞くということをしたいです。頭の中だけで情報を整理することが苦手なので、メモに書き出せばそれを抽象化してグループ分けすることが可能だったかもしれません。

懸念としては、他の参加者がメモを取らず話を聞いてるなか、自分だけ必死にメモをとるということがやりづらい気持ちもありますが、一度試してみたいと思います。

今回の話し合いについて、嫌なことの背景が人によって異なるので、その点も事前に話し合えれば他の人もイメージしやすかったのではという意見がありました。また、嫌なことは乗り越えなければいけないという思い込みに囚われているのではという意見もありました。

最後に僕の感想です。実際に嫌な状況に陥ったときは、これだけ冷静にアイデアを出して行動することはできないと思うので、事前に嫌な状況と対策をセットで準備しておくことが大切だと思いました。