Ryo's Diary

日常で感じた違和感や心が動いた体験を書き留めています。主なテーマは仕事、本、吃音など。

うつ状態と気づいたきっかけ

2022年4月11日noteより

 

今年の1月に精神科を受診した際に「うつ状態」と診断され、1ヶ月半ほど自宅療養していました。今回は、うつ状態と気づいたきっかけについて書いていきます。

まず精神科を受診したきっかけは、介護施設で働いていたときの上司からの指摘でした。ある日、上司とマネージャーから話があると個室に呼び出されました。

・心ここにあらずで常にぼーっとしている
・手伝ってもらったことに「ありがとう」と言わないなど、あいさつができていない
・利用者さんとコミュニケーションが取れていない
・動きが遅い
・ミスが増えた

上記のようなことを指摘され、「今の状態だといないのと同じ」「安心して利用者を任せられない」と言われました。

これを言われながら考えていたのは、自分がこんな状態になるまで無理をしていたんだなということです。怒られながら、その様子をもう一人の自分が遠くから眺めているような感覚でした。

この頃、心身にも下記のような自覚症状がありました。
・のどの渇き
・顔まわりに熱っぽさがある
・心臓部の痛み
・イライラした出来事がずっと頭の中で繰り返される
・やろうとしたことをすぐ忘れる

特に記憶力や決断力がかなり低下していました。
・数分前に測った体重が思い出せない
・しりとりで数個前に出たワードが思い出せない
・食器の洗い物をしていて、どこまで洗ったか思い出せない
・数分前に薬を飲んだかどうかわからない
・スーパーで夕食のメニューが決められず思考停止する

上司との面談が終わり家に帰ったとき、何となくうつ病の本を手に取って眺めていました。すると、まさしく今の自分と同じような症状が書かれており、翌日上司にも相談して精神科を受診することになりました。

上司に指摘されるまで、自分がうつ状態という自覚はありませんでした。確かに無気力な日々が多く「生きることに疲れた」と思うときはありましたが、フルタイムで通勤することはできていたし、自分を貶めるようなネガティブな思想もありませんでした。

うつ病の本には「うつ病は自分では気づきにくい」と書かれており、その通りだと思いました。結果的に、無理して本当に潰れてしまう前に気づけてよかったと思っています。