Ryo's Diary

日常で感じた違和感や心が動いた体験を書き留めています。主なテーマは仕事、本、吃音など。

コーダの世界とは?#アベプラ

2022年4月9日noteより

 

アベプラでコーダの特集がされていたとのことで、観てみました。

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コーダとは、「耳が聞こえない親」を持つ「聞こえる人」とのことです。親とのコミュニケーションは手話・口話(口の動きで伝える)・筆談・身振りなどで行われるそうです。

コーダの苦悩として、幼少期から親の通訳係を任される、親とコミュニケーションが上手く取れない、手話で話していることや親の話し方をバカにされる、嫌味を言われても自分にしか聞こえないなどが挙げられていました。

Twitterでは、コメンテーターの「筆談でいいんじゃない」「あなたの気の持ちようじゃない」「コーダでなくても親子間のコミュニケーションが取れていない家庭はたくさんある」などの発言に怒りを感じている声があるようでした。

確かに、当事者の気持ちを考えると無神経な発言だと思います。言ってること自体はあながち間違いではないと僕は思いますが、当事者自身がそのように考えて前向きになろうとするのと、全く関係ない人が上から目線でアドバイスをするのでは、意味が違ってくると思います。

悩みや苦しみを打ち明けている人には、まず何より共感することが大切だと思います。共感がなければ、どれだけ正しいことを言ってもきっと伝わりません。

ですが、「筆談でいいんじゃない」というのは僕も思いましたし、そのような疑問をぶつけてくれたおかげで「ろう者は書記言語を使いこなすのが苦手な人が多い」ということを知ることができました。

無理解や無神経な疑問をぶつける人も、「共感性や想像力が低い」「鈍感」「思ったことをそのまま口に出してしまう」という特性があるのかもしれないし、実際にそのような言葉をかけられている様子を客観的にみることができたのはある意味よかったです。

僕はコーダについて知りませんでしたが、コーダとは何か、どんなことで苦しんでいるかをほんの少しですが、知ることができました。

僕も障害のある当事者ですが、自分のことを知ってほしいと他人に願うばかりではなく、他のマイノリティや自分とは違うタイプの人のことを理解できるようにしていきたいと思います。