Ryo's Diary

日常で感じた違和感や心が動いた体験を書き留めています。主なテーマは仕事、本、吃音など。

自分の特性を知る

2022年3月13日noteより

 

就労支援事業所の支援員さんとの面談で、これまでの生き辛さやストレスについて話すと、「それは発達障害の特性からくるものが大きいから、自分の特性について理解した方がいいですよ」と言われました。

 

精神科の先生にもASDの特性が強いと言われたので、『マンガでわかる発達障害 特性&個性 発見ガイド』という本を参考に、自分の特性について調べてみました。


ADHDの特性として当てはまること
人の話を聞いていない
人の話を集中して聞くことができない
軽はずみな行動
後先考えずに衝動的に行動する
貧乏ゆすり
ぼーっとしている
やる気がでない
先延ばしにする
注意がコントロールしづらい
計画性に乏しい
暴力や暴言
浪費や奔放な異性交遊
時間に気を配り、約束に間に合うように必要な時間を見積もることが苦手
衝動買いで物を多く持ちがち
同時に二つ以上のことや、複雑な作業をすることが苦手
(例、雑談しながら手作業する)
嫌いなことや気乗りしないことには、より手が付かない
物音がしたり、視界に何かはいるだけで注意がそれる
何かの作業をしているときに話し声がすると、そちらに注意がそれて作業が中断する
一時的な中断ならまだしも、やりかけていた仕事をそのまま忘れる
物を置きっぱなし、電化製品等をつけっぱなし

 

ASDの特性として当てはまること
関心の対象が偏る、同じ行動を好む、こだわりが強い
言葉遣いや態度がその場に合っていない
皮肉が理解しにくい
こだわりが強いから頑固に見える
自分勝手に見える
想像することが苦手で相手の気持ちがわからない
集団になじめず孤立している
あいまいな言い方より、明確な表現の方が理解しやすい
臨機応変に対応することが苦手で、急な予定変更があるとパニックになる
好きなもの、関心のあるものが偏る
記憶力の良さから悪い体験を忘れられず、トラウマとして残りやすい
言葉の裏を読めない
言われたことをそのまま額面通りに受け取る
社交辞令、皮肉、比喩、冗談が通じない
想定外のできごとに弱く、フリーズしてなにもできなくなる
一人を好む
コミュニケーションの不得意さから、集団行動を敬遠する
感情表現や表情に乏しい
傷つきやすく、他人が傷つかないようなところで傷つくことがある
それが長く心に残り、10年、20年経っても些細なことがきっかけでフラッシュバックを引き起こす

 

その他

人を容易に信用するので騙されやすい
目先の自分にとって都合の良い面だけをみる
想像力のなさや計画性のなさ、衝動性、新しいもの好きな特性から、リスクや不都合な部分からは目を逸らし、深く考えようとしない
頑張っているつもりなのに、認めてもらえない
正直な性格が失言につながる
ミスをすると、すぐ気持ちを切り替えられない
熱しやすく冷めやすい
叱られるといつまでもそのことを考える
常に緊張状態
「いざとなったらなんとかする」と考えがち
損得を考えない興味の偏り
「そんなことして何の役に立つの?」と言われる

 

最後に
発達障害の特性のあらわれ方として、2つの特徴があると書かれていました。1つ目は、その特性が幼児期や低年齢期からあらわれていること。もし大人になってからあらわれた場合は、潜在的な特性が環境の変化などにより顕在化したか、他の精神障害など後天的な病気が原因と考えられるそうです。

 

2つ目は、特性のあらわれ方や程度には個人差があることです。同じ診断名がついていても、見た目にはずいぶん違うことがあるそうです。例えば、僕はADHDと診断されていますが、片付けが得意で遅刻や忘れ物もほとんどありませんでした。

 

精神科医や支援員さんに指摘されるまでは、「傾向はあるけど、誰だって当てはまることだしな」とそれほど気にしていませんでした。しかし実際に当てはまることが多いので、ストレスなく生きていくために自分の特性としっかり向き合っていきます。