Ryo's Diary

日常で感じた違和感や心が動いた体験を書き留めています。主なテーマは仕事、本、吃音など。

初めての講座担当

障害がある方の就労支援をする会社で働き始めて約1ヶ月半が経過しました。昨日、初めて10人くらいを対象としたビジネスマナー講座の担当をさせて頂きました。

 

今回は二日前に突然担当を任されたのですが、渡された資料が簡易ですぐ終わりそうな内容だったため、自分で追加資料を作成して講座に臨みました。たまたま前日が休みだったので時間もあり、半日かけて作成しました。

 

今回の資料作りで意識したことは、僕の進行用原稿も兼ねて参加者の方と一緒にそのまま読み進めていける内容にしたことです。聴覚障害で声が聞こえない方がいること、発達障害の特性で言葉だけでは理解するのが難しい人がいるだろうということ、また口頭で話しただけでは絶対忘れてしまうということを考えて形に残る資料を作成しました。

 

結果は約45分ほどで講座は終わり、進行も問題なく進めることができました。資料を一節音読したあと、自分用の資料にメモした小ネタや感想を話すという進め方をしましたが、無事に問題なく終えることができました。音読は昔から得意なので、吃音もほとんど出なかったです。

 

以前「例会の反省」という記事にも書きましたが、昨年の言友会の例会担当をしたとき進行中に頭が真っ白になってしまったという苦い経験から、今回はしっかり原稿を作ろうと考えて実践することが出来ました。言友会で失敗させて頂いたおかげで、本番で成功することができたのです。

 

自助会も就労支援の仕事も、就労や人間関係に関して悩みを聞いたり、練習をしたり、知識を得られる場所という面で共通しているところがあります。利用者さんにも僕と同じような経験を通じて社会に出る力を身に付けて欲しいし、そういう場を支援者として提供していきたい。