Ryo's Diary

日常で感じた違和感や心が動いた体験を書き留めています。主なテーマは仕事、本、吃音など。

昨年末に起きた試練

数日前に書いた記事に関連する話ですが、相性が悪い先輩に対して昨年末に感じた大きな不満がもう一つあります。

 

出張最終日、ホテルをチェックアウトして先輩たちがロビーに来るのを待っていたら何故か先輩がチェックアウトをせずにホテルを出ていった。「今日も泊まるかもしれないから」と言っていたので、もう一日現場があるのかなと考えていた。

 

そして19時前に作業が終了すると、先輩が取引先の人に「今日は20時まで作業したってことにしてください」と話していた。

話を聞くと、夕方から会社に戻るのが面倒だったみたいでホテルに一泊して翌日の朝会社に帰ろうとしていたらしい。しかし19時だと「帰ってこれるだろ」と会社の人たちに言われてしまうから、「20時まで作業して遅くなったから本日は泊まります」ということにしたかったみたいだ。

 

それで先輩から「日報20時で書いといて」と言われたので咄嗟に「はい」と答えてしまったけど、部屋に戻ってから複雑な気持ちだった。自分たちが楽をしたいからという理由で一時間不正に残業代を請求することになってしまうからだ。

 

会社に戻り正月休みに入ってからもそのことでずっと葛藤していた。真面目な性格なのでどうしても不正を働くことはできない。しかし、もし正直に19時で日報を出したら先輩から嫌われて今まで以上に風当たりが強くなる可能性がある。今でもかなりのストレスを感じているのに、これ以上ストレスを抱えたくはない…。

 

それでも、やっぱり自分がこの会社で強みになっていて周りから評価してもらえるのはこの真面目で素直な性格だと思ってる。私自身、様々な劣等感を抱えている中で唯一自分のことを好きになれて自信を持てるのはそういうところだから。

 

結果的に19時で日報は出しました。先輩のことを裏切る形になってしまうけど、自分に正直に生きたいから。例えこのことで先輩からどれだけ暴言を浴びせられたとしても、会社を裏切って後ろめたい気持ちのまま仕事していくことに比べたらずっとマシだから。

 

 「仕事でも、恋愛でも、家庭でもなんでもいいの、これに人生を懸けるぞっていう自分の中に一切ブレない軸がある人は強いと思う。
どんなにやってる事は変化していていっても、軸が真っ直ぐ通ってる人はどこでも自分を見失わない。」

 

上記はたまたま数日前に見かけた女子大生社長椎木里佳さんのツイートです。今回の出来事で、改めて自分の中のブレない軸を認識することができました。

 

こうやって誰かと衝突したり葛藤しながら人は成長して強くなっていくんだなって今更ながら実感しています。ある意味、相性の合わない人や苦手な人も自分には必要なんだと気付くことができたのでした。