Ryo's Diary

日々の中でふと気になったことや感じたことを忘れないうちに書いていきます。主なテーマは仕事、読書、映画、吃音など。

障がい者雇用サポートフェア

ハローワーク主催の障がい者雇用サポートフェアというイベントに参加しました。概要をあまり確認せず支援機関向けの勉強会や情報共有の集まりだと思って申し込んだら、実際は障害者雇用に関わる企業向けのイベントでした。

 

前半は「精神・発達障害者しごとサポーター養成講座」という内容で、障害に関する基礎的な知識を学び、実際に障害のある方とどのように接すればよいかなど具体的な事例が多く含まれた講座が行われました。

 

後半は企業の方と支援機関の職員を交えたグループトークが行われました。同じグループの企業には製造業と清掃業が多く、既に障害者を採用している企業やこれから雇用率達成のため採用を考えている企業の方々が来ていました。

 

グループトークの内容】

T化学/総務/雇用経験無し

「支援機関の方には、障害者でも出来る仕事を一緒に探して欲しい」

「仕事内容としては毎日同じ作業の繰り返し。真面目に取り組んでくれる人を採用したい」

 

A機械工業所/総務/知的2名採用 

「勉強のために参加。他企業の話を聞きたい」

「切削加工の仕事で油を使うので、車椅子を使う身体の方の採用は難しい」

「以前精神の方を採用したが、コミュニケーションに問題があり、ある日突然電話が繋がらない状況になってそのまま退職した」

 

H福祉施設/清掃業/採用実績あり

「障害者は真面目で几帳面な人が多い」

「事前に聞いていたより話しやすく、職場でも問題なくコミュニケーションを取れている」

「企業としては知らないことには手を出しづらく、コミュニケーションが苦手な人は積極的に採用できない」

 

T特例子会社/採用担当/勉強のため参加

「見学時に協調性を見極める。採用までは3ヶ月の実習期間や面接を設けるなどして長い段階を踏む」

 

N株式会社/アパートの清掃/知的14名採用

「仕事のレベル調整が難しい」

「ふざけず一生懸命やってくれる人に来て欲しい」

9:30-16-30  1チーム3-4名+指導員 (2軒/日)

 

Cセンター/就労移行支援機関(ファシリテーター

・仕事が出来る人が2人いてもし採用に困った場合、一緒に働きたいと思った方を採用してください。

・企業の方には是非トライアル雇用制度(※)を利用して頂きたい。一番のメリットは、採用後も支援機関と繋がりを保てること。特に精神の方を採用した企業から「突然体調を崩して来なくなった」という相談が多い。例えば連絡が取れない状況になったとき、支援機関側から連絡を取ったり自宅訪問をしたりなどバックアップが出来る。精神の方は6ヶ月適用できる。

・採用した障害者の仕事探しとして「業務の切り出し」というものがある。Aさんの入力業務の一部、Bさんの雑務の一部、Cさんの作業の一部...などを与えて障害があるDさんの仕事にするというやり方。

 

【まとめ】

今回参加して感じたのは、企業の方は障害者と接する機会が少なく情報が少ないこと。「障害者はコミュニケーション能力が低い」というイメージを抱いている方が多かったということです。

 

たまたま同じグループになった就労移行Cセンターは以前施設見学をさせて頂いたことがあります。その時に「精神障がい者の数は高校生の数とほぼ同じ。精神の方が仕事を辞める原因はコミュニケーション能力の問題が一番だから、ここではコミュニケーション講座を中心にプログラムを組み立てている」という話を聞き、しっかり現状を理解した上で支援していると大変参考になったことを覚えています。

 

サポートフェアが終了した後に、Cセンターの方に発達障害グレーで診断が出ない(手帳がもらえない)人の支援について相談に乗って頂きました。まず利用するには「社会不安障害」等で診断を出してもらい受給者証を申請する。最終的には中小企業に一般枠で就職させるという流れで支援を行なっているとのことでした。

 

障害福祉サービス受給者証については、自治体に確認すると、ICD-10に載っている診断名に該当すれば発行できるとのことです。例えば社会不安障害以外にも「適応障害」「強迫性障害」「パーソナリティ障害」「睡眠障害」なども当てはまります。

 

上記に該当する疑いの疾患がありながら「就労移行支援サービス」の存在を知っている人は本当に少ないと思います。対人コミュニケーションに悩みがありながら生き辛さを抱えている人は沢山いるはず。それは吃音や場面緘黙の後遺症で悩んでいる方も同じです。

 

現状では精神・発達障害と診断されて手帳がある方の利用がほとんどだけど、手帳が出るほどではないけどコミュニケーションに悩みを抱えている人達に就労移行支援サービスを知ってもらい利用してもらえるよう動いていきます。

 

(※参考)トライアル雇用のメリット・デメリット

https://www.reloclub.jp/relotimes/article/10301