Ryo's Diary

日常で感じた違和感や心が動いた体験を書き留めています。主なテーマは仕事、本、吃音など。

悔しさの数だけ成長できる

本日、僕が働いている就労支援施設に、過去にトラブルを起こして退所した元利用者さんから電話がかかってきました。僕が電話対応したのですが、自分の名前を言うときに吃音が出たら「緊張してんの?初対面で悪いけど、もう少しハッキリ喋った方がいいよ」と言われました。受け答えの仕方も気になったらしく「マニュアル通り出来なさそうな人だね」「どんな人か会ってみたいわ」と笑われてしまいました。

 

吃音に関する指摘なら何度も経験してきたので気にすることはないと流せるのですが、受け答えの仕方を指摘されたのは悔しかったです。正直、吃音のある自分が電話対応をしているという事実に満足してしまっていて、正しい敬語の使い方や電話応対の流れを覚えるのは後回しにしていました。

 

吃音以外の面では何も言わせないよう、電話対応の仕方しっかり勉強します。そのために電話対応の本も買ってきました。嫌なことがあって心がモヤモヤしているとき、本を買うことでストレス解消してしまう癖があります。(コンプレックス克服のためなので悪いことではないと思うが、出来ればネットで探して中古で買った方がよい。”今すぐ”欲しくなってしまう)

 

同じような理由で、数日前も小中学生向けのSSTの本を購入しました。今の職場はスタッフ間で雑談することが多く僕もよく輪に入れてもらいます。その中で、笑ってはいけないことで笑ってしまったり、相手を傷付けてしまう冗談を言ってしまうことがありました。

 

答えのない雑談はまだ苦手で、相手の冗談に対して僕も必死に考えて返すのですが、それが間違っていたらしくバカにしていると捉えられてしまいました。

 

「どうして雑談がこんなに苦手なんだろう」「発達障害の特性なのかな」と考えて落ち込んでいたのですが、「初めから上手い冗談を言える人はいない。失敗して相手を傷付けたり、時には喧嘩もしながら少しずつ覚えていくはず」と考え直し、本屋にて教員向けコーナーからユーモアスキルやSSTに関する本を探して購入しました。

 

学生時代、人と関わることを避け続けたことで学ぶべき人間関係の基礎やソーシャルスキルが身に付けられなかったのではと考えて、小学生から学び直していきたいと思います。

 

過去、同じように意図せず相手を傷付けてしまったときは「自分の言葉は人を傷付けるんだ」と殻に閉じこもり、人と話すことを避けてしまっていました。でも今回は、失敗したけど「冗談を言うことに挑戦した」「相手に笑顔になってもらえるよう努力した」と前向きに捉えることが出来ています。こうやって少しずつコミュニケーションの仕方を学んで、いつか楽しく雑談出来る日が来ればいいなと願っています。

 

追記

これを機に、勉強の優先順位も考え直したい。毎日の業務で必要なこと、全社員共通業務から出来るようにしていって、自分の強みを伸ばすための勉強は後回しにする。まずは最低限やらなければいけないことを順番に覚えていきます。