Ryo's Diary

日常で感じた違和感や心が動いた体験を書き留めています。主なテーマは仕事、本、吃音など。

例会の反省

毎年1回は吃音当事者会の例会を担当させて頂いてます。今回4度目の担当で「自信」に関する心理学をテーマに例会を行いました。

 

始めにアイスブレイクとしてレクリエーションを行いました。絵を使ったしりとり、背中に貼られた生き物の名前をジェスチャーで伝える、口頭で紙に描かれた絵の特徴を説明して同じ絵を描いてもらうといった遊びをしました。約30分ほどで終わりましたが、皆さん楽しそうに交流出来ている様子でした。

 

次に手作りの資料を用いて自信に関するデータや心理学について説明しました。A4用紙1枚にちょうど収まり、図も多用されていて割と見やすくできていたと思います。文字が小さくて多少読みにくかったことと、色の問題で囲い線が消えてしまった部分があるので注意したいです。

 

今回の資料が完成したのが当日の昼頃で、進行の練習を出来なかったことが本番で苦しむことになりました。資料をどのように説明するか全く考えておらず、途中で頭が真っ白になり数分間沈黙に陥った時間が何度かありました。

 

とりあえず資料の内容を順番に読んでいったのですが、専門用語がいくつか出てきたのでそれを説明したり理解する時間を作ればよかったと反省しています。資料の半分以上を一気に読み上げてしまったので、もっと説明を細かく区切り「ここまでで何か質問はありますか」と尋ねられればよかった。

 

そして今回は「根拠なき自信」というのがテーマだったけど、なぜ「根拠なき自信」が必要かということを私があまり理解できていなかったために説明することが出来なかった。参加者の方々にも疑問を残したままになってしまいました。

 

専門用語(自己効力感など)に関する説明文も入れておけばよかった。口頭で説明するつもりでしたが、予想以上に吃音の症状が重かったのと頭が真っ白になっていたのでしっかり説明が出来ませんでした。そして、自己効力感を高める要素の例では吃音と絡めて説明すれば分かりやすかったかなと思います。あえて吃音の話はしないでおこうと考えたのが失敗でした。

 

最後は初参加の人もいたので吃音相談を含むフリートークの時間にしました。直前までの進行が上手くいかず落ち込んで消極的になっていましたが、他のベテラン参加者たちが援護してくれたおかげで無事にトークも弾み例会を終えることができました。

 

とはいえ、例会担当で報告文を書かないといけないにも関わらず自分のことで頭がいっぱいで他人の話を聞く余裕がありませんでした。他人の話を聞きながら進行も考えて...とマルチタスクになっていたのが原因の一つだと思います。あらかじめ段取りをしっかり考えておけば、話すときはしっかり話し、聞くときはしっかり聞くことができたと思います。

 

例会担当をするのはこれで4回目なので、資料さえ作ればあとは何とかなるだろうと楽観的に考えてしまっていたのも事実です。今回の件で自分の苦手なことを改めて確認できてよかったです。

 

次に例会担当するときの解決案

・皆に配る資料とは別に進行用台本を用意する

・専門的な知識を説明するときは動画を活用する

※パワーポイントに音声をつけて流すなど

 

その他

自己紹介は基本的に毎回すればよい。そして名前を必ずメモする。出来れば近況報告も。

例会のために使用した参考文献などがあれば資料に載せておく。リラックス出来るように音楽を例会の間流しておく。

 

昔は進行が上手く出来ないと「吃音の後遺症」「発達障害」と大きな概念で考えて自分を判断してしまうことが多かった。失敗を分析して原因を詳細に突き止めることで、1つずつ対処していきたい。もちろん原因は1つではないと思うから、仮説と検証を繰り返しながら自分のことを知り問題解決できる力を育みたい。