Ryo's Diary

日々の中でふと気になったことや感じたことを忘れないうちに書いていきます。主なテーマは仕事、読書、映画、吃音など。

脱メンヘラ

今年の5月頃、Twitterで知り合いの女性が「死にたい」と呟いていた。元々ネガティブな子だと知っていたけど、もし近日中にこの世界から居なくなってしまうなら最後に声をかけたいと思い長文でメッセージを送った。私も過去に死にたいくらい辛い日々を過ごしていたこと、精神科に通院したり自分を見つめ直す時間を作ることで立ち直ることができたことなどを伝えた。

 

ところが返信は返って来ず、半年近く経った今でも生きていて、連日のようにテンションの高い投稿をしている。躁うつ病など気分の浮き沈みが激しい人もいるので、テンションが高いからすぐ死なないとは限らないけど。

 

私がその女性にメッセージを送ったのは、ただ知り合いだからという理由だけではない。彼女は僕の人生に大きな影響を与えてくれた。

 

彼女が情報を教えてくれたことで気になっていた映画を観ることが出来て、その結果素晴らしい仲間と出会い高額のロードバイクも買う決意が出来た。私の人生に大きな影響を与えてくれたアドラー心理学を知ることが出来たのも、彼女が当事者会のMさんに『嫌われる勇気』を勧めてくれて、Mさんがそれに感銘を受けて定例会で取り扱ってくれたからである。

 

もちろん私が映画を観ることができたりアドラー心理学を知ることができたのは彼女以外にも色んな人のおかげである。情報がリレーのように渡りに渡って私のところに回ってきたという形で、彼女はその登場人物の一人に過ぎない。しかし、彼女が欠けていたら私のところまで情報は回ってこなかったかもしれない。こんなこと考えていたらキリがないと言われるかもしれないけど、せめて私が辿ることができて気付けるところまではその登場人物全員に感謝をしたいと思っている。

 

何より私がある人に誹謗中傷されていたときに唯一心配して声をかけてくれたのも彼女である。たった一人でも自分を心配してくれる人がいることの心強さを教えてくれた。いつか恩返しがしたいと思っていた。

 

とはいえ、今回の件で女性の言う「死にたい」という言葉には「とても辛いから構って欲しい」というニュアンスが含まれているのかもしれないと感じた。女性は解決策より共感を求めているという話もある。あるいは、とても辛い心理状態を表現する言葉を「死にたい」しか知らないのかもしれない。もっと豊富な語彙力で繊細な心理状態を表現することが出来れば、自分の心理状態を客観的に見つめることが出来るんじゃないかな。これは彼女に限らず今の時代を生きる若い人全員に言えることである。

※そういえば以前付き合っていた女性が「死にたい」と言っていたので真剣にどうすればいいか考えていたら、それに気付いた彼女が「死なないよ」とケロッと言っていたことを思い出した。

 

そして、今までの人生でよく分かったのが、本人に変わる気持ちがないと何も変わらないということである。周りの人がどれだけ言葉をかけても、自分の意思が無ければ未来は何も変えられない。優しい言葉をかけてその場限りの安心を与えることは、長い目で見てその人の成長に繋がらないのである。

 

自分は不幸で可哀想な人間だと思っていても、いつか王子様が助けにきてくれるわけではない。自らの意思で幸せになるための階段を一歩一歩上らなければいけないのだ。自分はシンデレラではないと気付いて始めて、自分だけのオリジナルストーリーが始まるのである。

 

というわけで、最近は精神的に不安定な人、いわゆるメンヘラとは極力関わらないようにしている。ホリエモンの書籍で「誰かを助けることで自分の成長に繋がるならそうした方がよい」と書いてあったけど、そうでない場合は見捨てる勇気も必要である。薄情だと罵られても、メンヘラのために自分の時間を犠牲にして自分の精神状態をボロボロにしてまで話を聞いたり優しい言葉をかける時間を、もっと自分が成長するための時間に使えるはずだから。

 

※最後に一応書いておくが、私は最初の女性に女性としても人間としても魅力があるとは思っていない。しかし、そんな人でさえ、私の人生に大きな影響をもらしたのである。魅力と呼ばれるものが何一つ無くても、誰かの人生を変えることができるということを身をもって経験できたことにはとても勇気付けられた。

 

※たまたまTwitterで彼女の投稿が流れてきたので今回の記事を書くに至った。誰かがイイねしたとか、オフに出来る機能があればよいのだが...。彼女に対する複雑な感情を吐き出しておくことで、今後同じような考えがグルグルしないことを祈っている。