Ryo's Diary

日常で感じた違和感や心が動いた体験を書き留めています。主なテーマは仕事、本、吃音など。

若いから挑戦できる?

先日、誕生日を迎えて27歳になった。若いのか、若くないのか、よくわからない年齢。アラサーと呼ばれる歳になってしまったことに自分でも驚いてしまう。

 

肉体的にも精神的にもまだまだ若いつもりで、挑戦したいことはたくさんある。来月から新しい職場で働くこともその一つ。製造業界から福祉業界への転身。経験は何一つ無く、給与もかなり下がる。周りの人達から「若いっていいね。新しいことに挑戦できて」とよく言われた。

 

「若いから挑戦できる」という言葉に、違和感を感じてしまう。裏を返せば「歳を取ると挑戦できなくなる」と言われている気がするから。

 

そう言いたくなる気持ちは理解できる。一般的に30代以降になると責任の重い仕事を任されたり、人によっては育児にも迫られ、新しいことをするための時間や精神的な余裕が無くなってくる。

例えば給与は安いけどやりがいのある仕事がしたいと考えても、それまでに築き上げた会社での立場や現在の生活を守るための収入を手放すことを考えれば、転職に踏み切れない人の気持ちはよくわかる。愛する妻と子供がいればなおさらだ。

 

ここまで書いて、ふと気付いた。最初に「若いから挑戦できる」と言ってきて違和感を覚えた人は40代で独身だった。ぼくはその人に対して「歳を取ったからではなく、”現状に満足している”から挑戦できないんでしょ」という感想が頭に浮かんだのだ。本人は深い意味なくいってるのかもしれないが、「この歳になると人生消化試合でワクワクすることは訪れない」と将来に対する不安な気持ちを起こさせられてると感じてしまうのだ。

 

昔は結婚して子供を作り、一軒家を建ててマイカーを所有することが幸せのゴールだと勘違いしていた。それを実現するためにも、20代前半までに定職に就いて貯金を始めなければいけないと思い込んでいた。今はそんなものに一切興味が無い。現状に満足せず、多くの人がしない挑戦をしていきたい。

 

※僕が40代になる頃には、落ち着いた生活を欲しているかもしれない。結局、そのときしたいことをすればいいだけの話である。