Ryo's Diary

日常で感じた違和感や心が動いた体験を書き留めています。主なテーマは仕事、本、吃音など。

英語を学ぶということ

土日はスクーリングで必修科目の「アメリカの文化と言語」という授業を二日間ぶっ通しで受けました。ちなみに英語の授業なんて高校生以来なので8年ぶりです。

 

事前にテキストを眺めてみたけど、難しそうな内容で英文も全く読めませんでした。多少の不安は抱えつつも、他の学生も同じような英語力だろうと特に予習はせずに授業に臨みました。

 

スクーリングでは、二日間でテキスト4章分(4人分)のエッセイを扱いました。その4人はキング牧師ヘミングウェイビル・ゲイツ、グロリア・スタイネムです。

 

授業の進め方としては、まず英文を1段落ずつ先生に続けてリピートする。言語学者曰く「読めない単語は覚えられない」そうです。1段落読めたら、単語や文法を簡単に説明して、そのまま次の段落に進むを繰り返します。こうして全文読み終えたら、各グループごとに指定された部分の和訳をして発表するという流れです。

 

予想通り、英語が苦手な人ばかりでした。知らない単語は辞書で調べて、とりあえず日本語の意味が通るようにしただけです。

 

テキストが終わったら、その内容についての資料や動画を見て理解を深めました。実は先に述べた4人のことは、名前は聞いたことがあっても何をした人なのかよく知りませんでした。

 

黒人差別撤廃運動の指導者キング牧師ノーベル文学賞作家ヘミングウェイマイクロソフト創業者ビル・ゲイツ、女性解放運動家グロリア・スタイネフという魅力あふれる人達のエピソードはどれも面白かったです。そして、こんな素晴らしい人達のことを今まで知らなかった僕はなんて無知なんだろうと恥ずかしくなりました。

 

今まで英語の勉強をしようとしたとき、テキストを開いたらどのような文法や表現が使われているかばかりを気にしていました。そして一通り訳せたら満足して、内容を吟味することなく次の問題に進んでいました。

 

当たり前のことだけど、英語はただ訳すだけじゃなくて、その内容について学んだり考えることが大切だということに気付きました。このことを意識するだけでテキストの見方が全く変わってくると思います。

 

そういえば前回のスクーリングで、遺伝子に詳しい先生が「日本人が英語が上達しないのは、不安感情を和らげるセロトニンを有効利用できないSS型という遺伝子を持つ人が多いから」という話をしていました。自分の英語が合っているか気にするあまり話しかけることもできないのです(昨日覚えたtoo ~to ~構文みたい)。他にも利己的な遺伝子や人類誕生にまつわる話をしてくださり、本来の授業とは関係ない知識をたくさん与えていただきました。

 

こうして横道に逸れながらも興味の対象を広げてたくさんのことを学んでいきたいです。