内に秘める世界
押見修造の漫画を読むのがマイブームです。その中で『漂流ネットカフェ』『ぼくは麻理のなか』という作品を読んで気付いたことがあったので書いていきます。
僕は昔からボーッとしている事が多くて、よく周りの人に顔の前で手をひらひらされます。そういうときは大抵考え事をしているのですが、もしかしたら僕の内側にも現実世界と並行したパラレルワールドが存在しているのかなと思っています。
小さい頃から緘黙や吃音の影響で自分を表現することが少なかったので、常に仮面を被って生きているような感覚でした。心の中にはもう一人の自分が存在していて、そっちが本当の自分だと思い込んでいました。
現実世界の自分と心の中に存在している自分のギャップが大きすぎて、次第に心の中の自分に依存して内に閉じこもることが多くなりました。
心の中の世界では僕はとても輝いています。明るくて、正直で、皆んなから慕われて、やりたいことは全て実現している。現実世界の僕が理想としている世界。その世界で過ごす時間が楽しすぎて、仕事中でも関わらず現実世界に帰って来られないことがあります。
でもきっと、その夢のような世界で永遠に過ごすことは出来ないし歳を重ねるごとに夢を見れなくなってくる。もっと現実世界を見つめて、現実世界で生きて、少しずつこの二つの世界を一つにしていけたらいいなと思っています。
おまけ
「自分の内側ばっかり見ているから、何も覚えていない。学校にいる間は、頭の中でずっと一人でしゃべっているから、外の世界が遠いんだ。」
これもすごくよく分かる。ボーッとしてなくても人の話を一方的に聞いてたり単純作業してるときとかに頭の中で声が聞こえてきて、今自分がしていることに意識が行っていないことが多い。
目の前のやるべきことに集中する。そうすることで現実世界にいる時間を長くして、いつか夢を叶えたい。